非リア充禁止令
とあるページを見て
某所にてとあるブログを見た時のお話。
大学生の空いた時間に(おそらく溜めたであろうお金で)海外に1人で行き、そこでの外国人カップルの多さに「リア充滅!」みたいに思ったことでしょう。
それを見た時の何とも複雑に思った瞬間ったら無いなと。
ここではリア充の定義を深く語らないけど、多分ブログ主が思うに「リア充=彼女がいる」という認識で語ったのだけど、ブックマークで多くの人に「どこが非リアだよ!?お前の方がリア充じゃねーか!」と突っ込みを受けていた訳です。
僕もそう思いました。
ブログ主は恐らく、彼女がいないのでしょう。だから
- 花火大会に行けない
- キャンプに行けない
- 海に行けない
つまりリア充っぽいことができない。その為の逃避にバックパックしているのに、その先でも見るのはリア充。まあ怒るのも分からなくはない。
だが!!!それ以上に複雑なのは、
4~5年前に散々自分の事を「非リア」と自虐していた自分の事を思い出すからだ。
自分の過去
僕自身大学入ってから、格闘ゲームにおおはまりし週7でゲーセンに通った。バイトは100人以上いたところだから出会いも多かったけど、光の速さで着替えて
女性「よーめい君、これからみんなでごはん食べに行く?
僕「これから池袋でランキングバトルがあるんで無理です。失礼します。」
などと言ってさっさと出て行った始末である。服の話になった時も
僕「5000円のジャケットと30000円のジャケットと何が違うんですか?6倍暖かいんですか?ブランド以外に何があるんですか?5000円で済ませれば余ったお金で500回ゲーム出来るんですよ!?」と語った19歳の冬である……
勿論女性関連のイベントも少しあったが、全て全力でスルーしたある時。
それが大学3年になった頃にふと「彼女欲しい」と思うようになった。リア充になりたくなったのだ。上のような一般的リア充大学生の立ち回りに憧れたのだッ!
それに気付いたのは大学3年の夏が終わりでした……
この絶望感……その頃に僕は自分の事を
「大学入ってから彼女いない非リアだし、ただのキモオタだからさ」と色んな所で自虐していた。
上の立ち回りしてたら(イケメン以外出来ないの)当たり前だろ!!!!!!!!
と今でも枕を投げたくなる瞬間である。
女っ気ない趣味に、しかも趣味だけに熱意注いでそれ以外疎かにしてた立ち回りだぞ!?僕はイケメンじゃねぇ!!!!!
この時同じくゲームやってたイケメンなやつが「ゲームやりたい」という理由で彼女と別れて、その時僕は彼の事を「キチガイ」と言ったが、付き合っていたら僕も同じ行動を取ったであろうと、その時の僕はイメージ出来なかったのだ。(お金がかかるという認識もさほど無かったのだから)
自分の事が本当に分かっていたのは彼で、本当のキチガイは僕だったのです……
そして今になって気付く
何かにエネルギー傾けられる人が、異性と付き合いたいor彼女欲しいと思った時に、めちゃくちゃ戦略ミスるとか、不潔感漂ってるとか無い限り、正しい方向にエネルギーが向けば大抵出来るんです。(長く付き合えるかは別として)
焦るだけ時間の無駄で、今になって後半の大学時代あんなに焦って彼女欲しいリア充と言ってたのは何故なんだ……と。今でもorzしたくなります。
そして、あの頃自虐していた頃に複雑な顔をしていた方々の気持ちが分かり、二重の意味でorzしています。
もしこれを見ている大学生へ
清潔感と社会性と行動力があれば、大抵どうにかなります。そしてそれを持ち合わせていても、たまたま彼女いないのは「彼女作ろうとしていないから」です。それを非リアと自虐しないでください。
僕が死にたくなります。
それでもネットの海を覗いていると、僕と同じように女っ気のない趣味に走り(女っ気があっても)「彼女いない=非リア」と語る人を見ると、あの頃の暴走した大学時代を思い出してゲンナリし、友人が言っていた
過去は…バラバラにしてやっても石の下から…ミミズのようにはい出てくる…
と言うJOJO第5部のボスのセリフを思い出すのでした。