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日記以外のエントリー系

転職活動を振り返って~2020Ver~

yo-mei777.hatenablog.com

 

なんと丁度3年前に転職に関する記事を書いていたという。

やはり3年前と今は少し向き合い方に違うなと感じるし、こういうのを見るとブログに残しておいて良かったなと感じますね。忘れないうちに備忘録的な意味も込めてつらつら書いてみようかなと。

 

  • 転職のきっかけ
  • 準備、エントリー
  • 面接
  • 苦労したこと
  • 総括

 

転職のきっかけ

某コンサル会社の運用部門に入り、色々な経験を得られたし「崖から突き落として這い上がれた人が評価されて給与が上がる」という実力主義な部分がありましたが、上手く流れに乗れてランクや給料が上がっていった反面、常にこのペースで走り続けるのは無理だなぁ……とは2年目辺りから感じ始めていました。
普通の会社なら3人でやるところ2人で1.5人分働いて利益を上げるという構図でしたが、走るペース落としたら回らないし給料も上がらないし、月平均4~60時間残業する日々に流石に疲れていった部分が大きかったです(進捗後れを取り戻すために土日残業付けずに働いた日もありました)

それでも色々な経験を得られて市場価値が上がるなら…と耐えていたのですが、友人が某外資企業に入社し、そこから社員紹介で試しにエントリーしたら落ちたんですね。そこで「あれ?もしかして今のキャリアを続けても市場価値上げられないのでは?」と思った辺りでこのままいてもしょうがないので、転職を決意しました。ずっと運用畑でしたが、運用や業務支援一辺倒であることに限界を感じていたのも事実です。
次に入った案件が反りがあわないとか、丁度プロジェクトが終わりを告げるとか、色々面白くない部分があったのも否定はしません

 

準備、エントリー

職務経歴書は明確に3年前と違いがありました。色々経験した反面長くて書ききれないんです。こういう提案もした・経験もした・改善もしたetc。これ全部書いたら冗長すぎて見向きもされません。その中から相手企業に響きそうな(関心を持って貰えそうな)エピソードに絞るのは今までしたことなかったので、結構苦労しました。

自己PRも今までは経験の無さを誤魔化すために、高難度の資格取った経験から継続的に努力が出来る人であることを強みとして出していたのですが、今はそれで隠す必要もないので、自分の仕事経験から強みに繋げるエピソードを構築するのはちょっと苦労しましたね。出来ればその強みが相手の会社の志望動機や配属予定の部署の即戦力として繋がるように作れるとなお良いって感じです。

ここは中途採用の面接官をやってきた経験が生きたと思っています。何かを語る時は具体例や根拠が無いと定量的に判断出来ないなと、受験者の話を聞いてていつも思っていたので(頑張りましたと言われてもどれぐらい頑張ったなんて初対面の人には分からない)

 

転職エージェントはDUDAを再び使用しました。前回特に不満はなかったので。今回も色々サポート頂いたり最後の引き延ばし等の調整頂いたりと上手く利用しながら進められたなと思います。

 

エントリーは誰もが知っている会社(主に本社)の情シスやITコンサル部門から開始。正直全く通りませんでした(汗 
流石にエージェントと相談しながら、多少身の丈にあった感じのところを受けていったら、徐々に書類選考が通るようになってきました。コロナの影響はあまり感じませんでした。IT部門はまだまだ需要ありといったところがある+どの企業も30代のリーダー層は人手不足なので、争奪戦は激しいといった感じでした(割と待ってくれたり予定よりも早く日程組んでくれたりと、結構融通効いた企業が多かった)

 

面接

このコロナ禍の中、極一部を除いてZOOMでのWeb面接でした。ZOOMの良い所は移動等の時間がかからないので、テレワークしている場合時間調整が非常に楽な所ですね。究極は1時間こっそり業務を止めて面接するなんてことも出来たりします。後は自分の手元を写さないようにすれば志望動機とか自己PRの記載したメモを画面の横に配置しておけば、万が一ド忘れしてもスラスラ言えるというのもメリットとしてありそうです。

相手との距離感とか反応とか、最初は違和感ありましたが慣れれば普通の面接と遜色なくやることが出来ました。裏を返すと、このご時世にZOOMで面接出来ない企業は普段の業務もWebで行えない(または行うことに理解がない)として、辞めても良いレベルかもしれないですね。

 

聞かれた内容は3年前は色々将来性を見越して多岐に渡った内容とか学生時代の話も少し聞かれたんですが、今回は希望年収的にも年齢的にもリーダークラスなので、昔の話は全く聞かれませんでした。主には以下のようなもの

  • 前職、現職で行った業務内容を簡潔に教えてください
  • 〇〇で改善したと記載がありますが、具体的に教えてください。またそれによる効果やメリットを教えてください
  • プロジェクトでの役割を教えてください。部下がいればその人数も教えてください
  • (部下がいれば)どういう風に管理していましたか?その際にどういうことがありどう解決しましたか?
  • どうしてこの業界(または御社)を希望したのか教えてください
  • 今後どういうキャリアを歩んでいきたいか、自身の中でお持ちであれば教えてください
  • 今勉強しているものはありますか?それは何故?
  • (今までと少しキャリアが違う場合)この部分は××さんはその分野についてあまり知見はお持ちではないと思いますが、そこは大丈夫そうですか?(大丈夫なら納得出来るエピソードを添えて)

変化球は特にありません。圧迫もありません。どうしてウチに?今まで何してきたの?今後どうしていきたいの?を軸に、職務経歴書を軸に気になるところや工夫したところ、苦労したことを聞かれる感じです。正直この辺具体的に簡潔に答えるなんてのは30代リーダークラスとして転職するなら当たり前の話だと思っています。

キャリアアドバイザーからもこんな感じの事はよく書かれていました

■特に見られているポイント:
エンジニアとしての日々の創意工夫
挫折経験とどう乗り越えたか
●●に入社した際にやりたいこと(志望動機)
日々の自己研鑽について
■通過率を上げるためのポイント:
技術に対しての興味関心、その延長で何を今勉強しているかはとても大事とのことです。
また、どんなキャリアを築きたいか(ゼネラリストかスペシャリストか)や
なぜ●●で上記のキャリアを築きたいと思ったのかの言語化ができるかも重視されているとのことです。

 

■最終面接のポイント
1次面接では××様のコミュニケーション力やタスク管理力を評価されての通過となりましたが、最終面接では●●分野未経験の点をカバーできるかどうかを見られるそうです。
●●コンサルでは、論理的思考や問題解決力、プロジェクト管理力を求められるため、
簡潔な問答を心がけ、今までの業務で上記の力を発揮されてきたエピソードを準備されると良いと思います。
また、今後●●コンサルとしてどのような力を身につけ、どのようなキャリアを築きたいかも
併せてお伝えできると意欲が伝わり、スピード感のあるキャッチアップを裏付けることができるので、その旨もご準備していただくとよろしいかと思います。

 

個人的に感じた比重度としてはこんな感じでした(相手の関心五段階)

志望動機:★★☆☆☆

今までの経歴:★★★★★

ウチでやっていけそう?ウチに合うかな?:★★★★★

今度のキャリア:★★☆☆☆

 

志望動機とかで「ちょっと薄いことしか喋れていないなぁ…」と思っても結構通っていたのですが、相手先との相性等で「求めているのと違うなぁ…」と感じた面接は100%落ちていました。

 

苦労したこと

面接そのものは自分の起こっていることをある程度言語化するということをコンサル業務で散々やっていたので、エピソード作りそのものは全然苦労しませんでした。自分の経歴聞いてくれた方が変な方でボロが出なくてありがたいと思っていたぐらいなので。

大変だったのは主に以下のことでした

  • 仕事が忙しく、22時とかに帰ってきて、24時から適正検査2時間とかやっていたこと。
  • Webベースになって調整しやすい反面、詰められるところ詰めてしまいちょっとタスク過多になってしまったこと
  • (これは前と同じ)辞めるって決めた瞬間から猛烈にモチベが落ちてしまい、それを隠しながら業務をこなさなくてはいけないこと

特に三番目は昔と違い定型業務をやることが殆どないので、成果物の品質が微妙に落ちて上司に苦言を呈された時もありました。その時は上手く誤魔化しましたが、モチベーション落ちていて、仕事量も減らない中、面接準備に追われるのはハードでしたね。

 

総括

何とか年収はステイで良い会社から良い返事を頂けました。面接は2勝2敗2途中辞退。昔と違い責任ある役職についた分、聞かれること求められることが責任ある内容になっているのは当たり前な訳でして、それがきっちり求められた感じです。むしろ大変なのは入った後なので、その前に準備できることはしっかりしようと思います。

 

久々の長期連休になりそうなので、少しゆっくりしたいなぁ……

 

ではでは。